詩人に唄(うた)を求める人あれど、聴かせてくれる者あらず。 心枯れ、唄の井戸も干上がる頃、彼の足はそこへ向かうのだ。 水がせせらぎ舞い、木の葉がざわめき踊る。鳥が鳴き、花がたたずむ。 そこは、幾重の唄が潜む場所。いざ奏でん、森で紡いだ曲を。