絵物語

ツメタイセカイ
ふたり


 あるところに おとこが いました
いろいろ やなことが あって こう かんがえました
「世界が俺に冷たくするのなら、俺も世界を冷たく迎えてやろう」

おとこの たいどは とがっていました
それで みんな こわくて ちかよれませんでした
おとこは ますます つめたくなりました

あるとき ひとりの こどもが おとこのまえに あらわれました
おんなのこで おしゃべりでした
うっとうしく おもった おとこは
「どけ」
といいました

おんなのこは 
「つめたいね」
と くすくす わらいました

おとこは かおを ゆがめて
おんなのこを ひどいめに あわせてやろうと
つかまえようとしたのですが

その て は すりぬけてしまいました

めの まえに いるのに なぜ
ふれることすら できない?

おんなのこは そのわけを しっていました
「住んでるせかいが ちがうから」


2003/08/17 (Sun)

おまけ:蛇足的練習問題





Copyright (C)2003-2005 Takumi Kurimoto

Echo caveMIRUKAへ倉庫トップ