ナイショの話ではありますが、実は空の上にも羊がいるのです。
何を食べているのかって? 雲です。もしゃもしゃ、うまそうに食べます。
でも今だ人間には発見されません。 なぜって、すぐ雲の中に隠れてしまうからです。
そんな羊の一匹が、あるとき地球を探検する気になりました。
ふわふわでもこもこなので「ふわも」と呼ばれていた彼は、
仲間が心配そうに見守る中、雲から飛び下りました。「それっ!」
丁度季節が冬だったのか、 ふわもと一緒に降った雨は雪になって舞い降りていきました。
ふわもも雪と一緒にワルツを舞いながら、ふわりふわりと飛びました。
もう、おひさまは沈んで夜になっていました。
町の明かりがちらちら、輝いていました。
「わあ。地球にも、お星様があるんだなあ」
雪の降る日は、そっとお空を見上げてごらんなさい。
ひょっとすると、ちっちゃな羊がまぎれて飛んでいるかもしれませんよ…
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